利君と別れてから

拓とは頻繁に会うようになっていた。

私も、気兼ねなく。
そして彼も。。。

そう思っていた。


いつものように飲みに行った帰り。

特に変わらなくたわいもない話をしていた。

急にそわそわしているのに気がついた。


どうした?

と聞くと。

やっぱり無理かも。
と。

???

私は何が?何かあった?


拓は、
莉那とこのままの関係は無理。
だから彼女と別れる。

私は・・・

何で?
だって。。。

でも彼女別れないって言うかもしれないよ。

と伝えた。

拓は、
でもそう言われても莉那が好きだし
別れるから。

と。

私は凄く凄く凄く嬉しかった。
涙がでそうになった。

そして、嘘?じゃない?
本当?本当に?

と何度も繰り返した。


拓は嘘じゃないよ。

本当だよ。


答えた。