それから連絡を交わすようになった。

拓がメールより電話派だったのに対して利君はメールが多かった。

良く仕事帰りの時間に合わせて飲みにってご馳走になった。

やっぱり年上だからとか、勝手に思い込んで好きに傾いていた。

莉那の事も好きだろうなぁ~とか

勝手に思い込んでいた。

何度も何度も会っていると、
付き合おうと
話が出てきた。

でも私は無視した。

男の人は信用できない。

と拓で学んだから。。。


クリスマス前デートに誘われた。

私はokした。

その時、海の見える場所へ。
そしてクリスマスイルミネーションが綺麗な場所へ。

歩いてると寒い。

私はポケットからカイロを出し、利君へ。
ハイ。

と手渡した。

利君はありがとう。

とダウンのポケットにしまった。

そして私の右手も一緒にしまった。

寒いから。
という言葉と一緒に。

私はされるがままだった。

そして私の心も利君のポケットにしまわれた。。。