この関係はまだ続いている。

何事もなかったかのようにいつものように会い。
いつものようにビールを飲み、いつものように体を重ねる。

こんな日が続いた。

拓の家に行った。

そこで私は、又見つけてしまう。

探偵にでもなった気分だ。


テーブルの上の数本のアメリカピン。
黄色のマニキュア。

女の子の書いたメモ。
派遣会社に登録に行くのだろう・・・

上原 真美様宛の数冊の郵便物。


上原 真美・・・

彼女の名前かぁ~。



私の嫌いな名前№1にマミと刻まれた。


こんな物を私は見つけながら、
拓と抱き合っていた。


帰り際は決まって忘れ物ない?

だった。。。


私の長い髪の毛と、爪についていたラインストーンを
彼女の荷物だろう袋に入れ、
テーブルの上のアメリカピンの中に1本Uピンを忍ばせた。


これが私の嫉妬の形だった。。。