わからない



「おねぇさんは彼氏いないんだ~。じゃあ俺と呑もうよ~。」


まさかまだあのチャラ男がいるなんて…。


『ごめんなさい。急いでるの』


「またまた~。いいから行こーよ。」



そう言ってグイッと腕を掴まれた。


『ちょっ!!やめて下さい!!』


「チッ、うるせーな。」


そう言って無理やり人の少ない路地に連れていかれた。




まさかこんなことになるなんて…





とりあえずは反抗しなきゃ。誰か来るかも知れない。


そう思って

『誰か!!』

って大声で叫んだのはいいものの、誰も来る気配はないし、チャラ男に手で口を塞がれた。