上を見上げれば、両手を大きく広げた美少女が飛んでた。

正確にいえば、おちてきた。


「はっ、え、ちょ…?!」


どうする。
どうすればいい。
逃げるか。
逃げるのか。
受け止めるか。
いや、でもむり。


思考回路は許容範囲をこえたようで、その次点で考えるのを止めた。

だんだんと大きくなる陰。美少女。



そして――――――……






暗転。