「うん!甘さも丁度いいし、サクサクだし…。プロ並だよー」 笑顔でクッキーをもさもさと食べていると、可愛君が笑った。 …笑った! 「可愛君!笑うとすごくカワイイね!!」 満面の笑みでそう言うと、可愛君は目を見開いていた。 「…カワイイとか、嬉しくない」 ぼそぼそと何か言っている可愛君の顔は、ほんのり赤かった。 …カワイイ。可愛すぎるッ! 可愛君の笑顔に、あたし、ドキドキしてる。 「…良かったら、これからも味見してくれる?」