「うわぁ~!久しぶり…!!」 久しぶりに来たゲームセンターに、なぜか少しだけわくわくした。 「楽しそうだね」 はしゃいでいるあたしを見て、目を細める可愛くん。 …あたし、まだまだ子供だなぁ。 あははーと苦笑いして、あたしはお店の奥まで進んだ。 ゲームセンター特有の大音量の音楽で、少し耳が痛いなぁ…。 「ねぇ、可愛くん!何しよっかー?」 「え?」 どうやら、大きすぎる音楽のせいで、あたしの声が聞こえないらしい。 耳に手を当てて、ずいっと近づいてくる可愛くんの整った顔。