「勝負しねぇか?」

『え…?』

200の1組目がスタートした。

「俺が勝ったら…優には近寄んな」

『じゃあ俺が勝ったらどうするの?』

余裕の顔…
コイツむかつく…

「お前が決めろ…」

『じゃあ…優と別れてね?』






…別れる?
俺が優と…?
こんな俺よりも一回りぐらいデケェ奴との勝負なんて、先が見えている…
でも…
でも引く事はできねぇ…

「いーぜ?」

精一杯の余裕。
でもやっぱりどこか不安なんだ…
アイツ…どこだ?
少しでいいから見たい。

『約束…忘れないでね?』

クスリと五十嵐が笑った…





『第5組スタート準備!』

俺の番だ…
なにがなんでも負けらんねぇ!