耳元で囁かれる… 耳に体中の神経が集中してるみたい… 『誰にも…やらねーからな…?』 「うん…」 あたしは恥ずかしくて、下を向いたまま言った。 キーンコーン… 『あ、予鈴。』 「あ、あたし!授業行かなきゃ!じゃあね、流斗君!」 『おぅ。ごちそうさま。』 流斗君を見ると、意地悪く笑っていた。 ‘ごちそうさま’って… 「顔…熱い。」 あたし…ドキドキを止める事はできないみたい…