「俺のだ…」

『え?』

五十嵐が聞き返す。
優は‘何のこと?’って顔してる。

「優は俺のだ!てめぇなんざに渡さねぇ!」

俺、余裕ねぇ…
カッコ悪…

『余裕無いね?まぁいいや、奪い取るから♪じゃあね、優♪』

嵐のような五十嵐が去った。