「…って訳で、宮野さん宅の家政婦する事になりました。」

『優も大変だねぇ。でも!宮野兄弟って超カッコいいんでしょ?』

今はお昼休み中。
泉美に話を聞いてもらっているとこ。

「あたし…知らなかったよ…」

『ホントに!?』

「ホントに。」

『え?じゃあ、ロマンチックは始まってないの?』

ロマンチック!?
普通に‘恋’って言ってよ。 

「始まっちゃいました。」

『誰と!?やっぱり流勝先輩!?ほら、三年生でサッカー部キャプテンの宮野流勝!』

「ち、違うよ。あたしは流斗君だよ。」

泉美はポカーンとしていた。
キレイな顔してるのにたまにこんな顔もするんだよね、泉美ったら。