引ったくり君と引きこもりちゃん




俺は、こんなに美しい人を見たことがない




ただ、じっと一点を見つめる彼女は、傷ついているのに


美しい





『やっぱり、似合ってる。』


だいぶこざっぱりしたな


『昼飯、食う?』

アオは首をふった



『アオに拒否権ないから。』



住まわせてやるんだし
食事は生きるために必要だ!って親父が言ってたし



『ただ、味の保証はなしね?』


この頃はもっぱら、インスタントラーメンだったからな…


ただ器用なほうだと思う


とりあえず冷蔵庫をあける


『食パンあるな。卵…期限は…大丈夫か。あとハム。』

とりあえず目玉焼きとハムとトーストでいいか