引ったくり君と引きこもりちゃん


『鬱陶しいの!お化けだよ、それじゃ。』

なんとか説得して、渋々ベランダに出たアオ


『肩につかないくらいまで、切っちゃうよ?』

そう言った瞬間、またブンブン首を振ったアオ


しかたない


『じゃないと家に置かないよ?』

脅すしかない

すると、それは困るらしくアオは静かに前を向いた


『大丈夫。俺、両親が美容師で、ずっと見てたから。』

腕には自信がある


そして


バサッ


思いきって後ろ髪をきった

切ってる側からすれば、快感

こんな長い髪を切る機会なんて滅多にない