偽りの友情




壁の方からのぞいてみるとそこには。。

ドサッ

「うそ・・・。」

思わず荷物を落としてしまった。

そこにいたのはクラスのリーダー的存在の音々とその周りにいる女子。
あと・・・由香だった・・・。

由香は倒れている状態でうつむいていて、表情が分からなかった。



「キャハハハ!!
 由香ったらどうしたの~?
 そんなにびしょ濡れになって♪」

由香は上を向き、音々達をキッと睨み、
「うるさい!!」
と言った。


でも、私は気づいてしまった。。



・・・由香の手が震えていることに。

あの容姿からは想像できないが由香はとてもはっきり物を言ってとても頼もしい存在だった。

でも、由香だって恐いんだと初めて知った・・・。