「......理、愛理.....。」

.「ん、おはよ。」

いつも通りの朝。

「もう、7時か。」
「おはようございます。」
検診の時間だ。
「温度計りますねー。」
......くはぁ。眠い。
「6度です、熱は無いですね。」
「ありがとうございました。」
「.....あ、そうそう。」
「......はい?」
「この病院に新しくきた先生が、
いるんですよー、今、挨拶に回られていて、もうすぐ来ると思うんですが。」
「はい.....」

今までの医師は叔父さんばかり。
どうせ若くないだろう。

「愛理ちゃん、さっき言ってた先生。
来てくださったよ。」

そこにいたのは、すらっとしてて、
......すごく若い。

「君が愛理ちゃん?今日から君の担当になった、西内 良平です。」

正直言って、かっこいい。

「他も回りますんで、それじゃあ。」
「はい。」

これが、先生との出会いだった。