桜の下で……

凛は、桜の下についてすぐ舞稀に抱きついてきた。
泣いていたので、舞稀はそっと凛の背中をさすった。

やっと、凛が話せる状態になったので本題へ入った。


「坂上くんのことだけどさ…」

「うん。」

「舞稀、知ってたの。不良ってこと。凛に教えてあげられなくて、ごめんね。」

「………」

凛は、黙りこんでしまった。そして、沈黙が流れる。


「こっちこそ、ごめん。」


凛は、そう言って沈黙を破った。


「え。なんで?」

「知ってたの、あたし…。疾風が、不良だってこと。しかも、かなりの悪さしてるって。」

「じゃぁ、なんでぇ?」