どちらも一歩も譲ろうとはしない。 目の前で行われる真剣勝負… どちらも、真っ直ぐで見たこともないような表情をしていて。 その真剣な姿から目が離せなくなって、気づけば涙が零れていた。 大切な、大切な幼なじみの2人。 "おまえが誰を好きでも、愛してる" 意地悪で俺様な 翼 "俺の1番は姫だけだから" クールで優しい 咲夜 2人はいつだって あたしを1番に好きでいてくれる。 咲夜の真っ直ぐな優しさも 翼の不器用な愛情も その全てが幸せだった。