やりたくないな…。


せめて英語とか国語なら良かったのに。


あたしはガックリと肩を落とした。




「夜…教えに行こうか?」


「咲夜!!いいの?」


「それくらいなら…」


「ありがとうっ!すごいうれしいっ」



咲夜がうちに来てくれるなんて…っ!


好きな人と勉強会…


ぱぁあぁあっ。


少女マンガみたいな展開に、心が一気に明るくなっていく。


数学も神様に見えてくるよっ!


幼なじみバンザイ!



「……俺も行く」


「え…?」