「エスパーじゃないって何回言えばわかるんだよ」 その輝きが見えなくなるくらいに近づいて… 落とされたのは 甘い甘いキス─── 唇を離すとおでこをこつんとさせて、微笑みあう。 きっと今日は、 何よりも大切な記念日になる…… 「実はさ…」 咲夜が呟きかけたとき。 「あれー?有栖さん、藤城くん?」 高いトーンの可愛らしい声が耳に入った。