頬に電気が走ったのかと思った。 殴られた。 そう分かるまで、少し時間がかかった。 「静かにしてろ」 そう言って男は、スルリとスカートの中に手を滑らせる。 殴られたショックか、私は震えるだけで声も上げられなかった。 怖い。 ふざけんな。 怖い。 ふざけんな。 怖い。 ――…怖い 「瑠香――可愛い。僕だけの瑠香」 ハァハァと気持ち悪い息遣いが耳の奥まで聞こえる。 突き飛ばしたいけど、体が動かない。