そのまま布団の中に引きずられた。 「わっ!」 「夏実、また来たの? さっきから視線感じるし。」 くすくす笑ってる愛斗だけど あたしは、心臓が早く動いてて大変。 「愛斗、早く準備しないと 遅刻しちゃうよ。」 「んー、」 そう言って起き上がると あたしの髪の毛をぐしゃぐしゃにして 部屋から出ていった。 いつもこんな感じだから 馴れた…けど。 きっと愛斗を好きなのは あたしだけだから…