俺様王子と秘密の契約〜幼なじみは婚約者?!〜




「この騒がしさはあの人たちしかいない…」



そう思ったと同時にドアが開き、ハイテンションな4人がリビングにやってきた。



「お父さん、お母さん!それに叔母さんたちも…!!」


「優芽ちゃん久し振りぃ!!半年振りかしら?」


「カレーうまそうだな!お父さん達の分もあるか?」


「待ってて。すぐ準備するから!」



まさかお父さん達が帰ってくるなんて!!

千隼くんにはバレないように、ホッと胸を撫で下ろす。
二人っきりだと緊張するし、帰ってきてくれてよかったかも。

そんな私とは裏腹に、不機嫌そうな顔をする千隼くん。



「帰ってくんなら前もって連絡くらいしろよ?」


「我が家に帰るのに連絡も何もないでしょ!!」


「はぁ〜…やっぱり我が家が落ち着くなぁ」


「だなぁ」


「お父さんの我が家は隣ですけど」


「優芽ったら!細かいことは気にしないの!」



細かいも何も………まぁいいけどさ〜。