“当たり前だろ?菜美は妹みたいなもんだし。” 妹か…。 どうしたらいいんだろう。どうしたら妹と思われないのだろう。 “悠斗の妹か♪それもいいね☆” 自分の気持ちに嘘をついた。 私は、悠斗と顔をあわすことがないから、悠斗の中では可愛くて優しい誰からも愛される子を演じようと決めた。 悠斗に嘘のメールを送る日々が始まった。