・・・・・・・・・・優那side・・・・・・・・・・
私が起きたのはお昼過ぎの
ことだった。
時計を見ると、午後2時をまわっていた。
何か食べて、薬を飲んで寝よう。
と、下まで降りた。
ピーポーン♪
ガチャ。
「はい。」
「よっ!」
扉を開けたら達也がいた。
学校帰りに、うちの家に
よってくれたらしい。
「どうしたの…?」
「ん?あー。お前今日、休んだじゃん。だから、今日の授業のノート渡しにきた。」
「ありがと…。じゃ。」
「ちょっと待てよ。お前どうしたんだよ。昨日からへんだぞ?」
「べつに何でもないよ。頭痛いだけだから…。」
「そっか。じゃあ、またなっ!」
「うん。」
ガチャン。
ドキドキ。
優那の心臓はものすごく
ドキドキしていた。
「なんで、あっただけでこんなんなんの?」
やっぱり、うち、
達也のことが
好きなんだ。

