LOST LOVE~失った心~

目の前には真顔の亮介。

いつもみたいに、余裕のありそうな顔をして、アタシを見ている。

アタシと同じくらいの身長なのに、今だけはベッドに座っているアタシを見下しているようにも感じた。

「何してんの?
授業さぼってんじゃねーよ。」


この状況で、その言葉が出る事が逆にすごい。


「別に・・・。
アンタに関係ないじゃん。
現に、亮介もさぼってるし。」


「俺は別に腹が痛かったから来ただけ。」


また率直・・・。

ムカつく。