特別…なのかな?



「はぁ~」


体育の授業が終ってからもさっきのことをずっと考えてる。

嬉しすぎだよ…あんなの…


「島田~」


「はいっ!」


「何そんなにびっくりしてんだよ。鏡ありがとう」


「あ、いえいえ…」


彼から鏡を受け取る。


「また借りるわ!」


「うん!いつでも貸すねっ!」


「おう、じゃっ」


「あっ、待って…!」


なぜか私は彼を止めてしまった。


「ん?」


「ううんっ、何でもない!」