特別…なのかな?



体育だってこと忘れてた。

私は慌てて教室から更衣室へと移動する。


「また林のこと見てたでしょ」


移動中、愛ちゃんが聞いてきた。


「そ、そんなことないよ!」


「バレバレだよ~」


愛ちゃん…顔がニヤニヤしすぎて怖いです…。


「…見てました」


「やっぱりね、告白しちゃえば良いのに」


「もう、愛ちゃんそればっか。出来るならとっくにしてるよぉ~…」


「春香はね、もっと行動に移さなきゃ。見てるだけなんてつまらないでしょ?」


そう言われたらそうなんだけどさ…

今の関係壊したくないんだよね。


「う~ん…」