あなたに恋をしたのは、入学してすぐのこと。 あなたは私の斜め前の席で、変わった人だった。 特別かっこいい訳ではない。 でも、あなたには何か魅力があって… すぐに恋をしてしまったのかな。 「島田ー」 遠い席から私の名前を呼ぶ彼は私の好きな人。林魁斗(はやしかいと)。 もう2年も彼に片想い中だ。 「はい?」 彼の方を見て返事をする私。 「鏡貸して!」 「いいよ!」 そう言って私は鏡を差し出す。 「さんきゅっ」 それだけ言って彼はどこかへ行ってしまった。