本屋 和正の優雅な読書

迷いはなかった。

和正は二階の手摺りを両手でしっかりと掴み。

「あっ!」

まだ一階にいた優花の見ている前で、大車輪の要領で一回転してから、二階から飛び降りる!

そのまま急降下した彼は。

「ぐげえっ!」

女子高生に対して乱暴を働いていた男の後頭部に、痛烈な飛び蹴り!