「ねー晴、聞いて聞いて!俺ね、さっき彼女できたんだ」


「えっ、うそ!」


「ほんと。3年の人なんだけど、知ってる?」


「ううん」


「今日その先輩と食べに行くから、夕飯いいや」


「……わかった」




そう言って微笑む晴はいつも通りで、少し苛立った



そこへチャイムが鳴り響き、自分の席へ戻ってから晴を振り返る



晴はまた、携帯を見て肩を落としていた