「晴!?なんかあったのか!?なんで泣いてるんだ!?」




慌てて駆け寄ってきて、頬を伝う涙を指先で拭ってくれる




「……なんでこんな……」


「え?」


「なんで、こんな本持ってんのっ。すっごい、泣けんだけど……」




ひっく、としゃくりあげると、優しく背中を撫でてくれた