「はーれっ」


「……ケイ、どうしたの?」


「お土産」




ちょっとどや顔で、小さなキーホルダーをくれた



わたしの好きな、毛がふわっとした猫




「かわいー。……あ、ケイ、何でこんな早いの?」


「晴が1人だから」


「理由になってない、……かも」




アハハ、と声を上げて笑ったケイを見て、きゅんとなる




「ケイ、ありがとう」


「どういたしまして」