大好きだったよ。

___放課後___



「海潮!行くよ」


「うん」



校門を出て、美月の家に向かって歩き出した。


あたしの家とは逆方向なんだけど...

なんか連れてかれちゃった。


「まず、海くん家に行くでしょ?」


「うん」


「そんで?」


「さぁ。」

「しらばっくれてもダメ。」


すごい形相で睨まれる。


「んっと...美海ちゃんが来て、海の部屋でいいよねって言って」



「うんうん」


すごく楽しそう。

「海が、あぁって言うから」



「海くんの部屋に泊まったの?」

「うん...」


「よくやった!!偉い!!それでこそあたしの親友だ」


「ヘヘ...」


ちょっと照れくさい


けど、隠しとく。


「ねぇ、美月。帰っていい?」


「あぁ、うん。また明日」




「バイバイ」


美月と別れた。



また、学校に逆戻りする感じで家に帰る。


あぁ...夕飯の買い物して帰ろっと。


後ろからの視線は感じていた。