そんな、


時計の針を見忘れていたら、


心の底からエレンちゃんのことで喜んでたら、


海から電話が来たんだ。


「もしもし?」


緊張した。


出るのは海なのか、


それとも、知らないおじさんの声なのか、


とても、緊張していた。


『もしもし』


その声は、


確かに、


海のだった、



気がする。