ガラッ



教室に入ると既にもう数人いた。


話している人が少なくてなんかとても入りづらい。



あたしは恐る恐る教室に入った。



あたしは黒板に書いてあった、席を確認し自分の席についた。



どうしよう。



話しかけようかな。



あたしは話しかけられない限り話せないタイプだ。



要するに人見知りな訳。



あぁー、どうしよう。



そんなことを思っていたら前に座っていた女の子が後ろを向いた。



「もしかして、一人?」



ショートヘアで少し栗色の髪を揺らしながら言った。