そしてあたしたちは調理に必要な道具を今度こそ持ち、亘と美風の元へ帰る途中。



これ、案外重たい。



でも、桔平だって荷物持ってるから頼みにくいしなぁ。



なんて思っていたら桔平があたしの方を向いて、あたしが持っている荷物を少し持ってくれた。



「これ、重くね!?ごめんね、持たせちゃって」



そう言って荷物を持ってくれた。



「あっ、いいよ!あたし持つよ?」




そう言ったけど、




「こういうのは男に持たせればいいーの!」




そう言って先に歩いて行ってしまった。