君と過ごした日々【完】

「そこにある、ざるを一つ取っていけ。後は肉と調味料と米はそっちにあるから」




そう言って指を指した方向には数人の生徒がいた。



美風は言われたまま野菜の乗っているざるを持ち、




「向こうねっ!行こう、亜矢!」



そう言ってあたしの腕を引っ張った。




「あぁ、うん」



あたしは美風に引っ張られるまま肉と調味料と米が置いてある所へ向かった。



そして行くなり、美風はあたしの腕を離し、




「あっ、蓮君だぁ♪」



そう言って高身長の男の近くに行ってしまった。




高いなぁー。



185cmはあるかな?