君と過ごした日々【完】

良かったぁ♪



友達出来たぁー!



あたしは心の中ですごく安心していた。



その時、



ガラッー


ドアが開き誰かが入ってきた。


あれー、


あの人は…。


入試の時、あたしの赤いボールペンを拾ってくれた、心優しい人だ。



その人の後には、数人ワイワイやりながら教室に入ってきた。



「今年も桔平(キッペイ)と同じクラスかよー」


心優しい人の隣にいた男子が言った。



「まぁ、いいじゃん♪俺は単純に嬉しいんだけど♪」



心優しい人が言った。



あの人、桔平君って言うんだ。