天才王子とバカ少女

するとあいていた窓から風が吹きカーテンがバサッと開いた。振り向くとそこには人影があった。
(誰かいるのかな?)と思い窓に近づいて行った。カーテンに手をかけ開いた。すると窓の手前の段に座って壁に頭をつけメガネをかけ、本をもちながら寝ている人がいた。

(誰だろ?こんなとこで寝てたら風邪引いちゃう!でもどっかでみたことあるような…?)とよく顔を見てみると、

「あ!湖栖塚綾人!」とさけんでしまった。

するとうーん?と声がして目を覚ましてしまった。

「誰?せっかく寝てたのに…。」と少し不機嫌そうに言った。

「す、すみません!起こしてしまって!ここで寝てたら風邪引いちゃうと思って…。」私は謝った。