美帆を尊敬の眼差しで見ていると美帆が戻って来た。
「10階の薔薇の間だってさ。皆、結構集まってるらしいよ?早く行こうよ!」
「美帆って、ホテル慣れてるの?」
「へ?何で?」
「さっき、緊張してなかったし。やっぱり東京でよく行くの?」
「あー。ボーイさんと話してたから?」
「うん。あとね、全然緊張してなくてリラックスしてるし。私なんか場違いかなとか思って…」
「ふふ。慣れてないって。東京でも私は貧乏学生なんだから、ホテルなんか行った事ないよ?」
「えー!嘘だ!」
「嘘じゃないって!ただ彼氏といる時は違うけどね?」
「?」
「友達とは入った事ないよ。これは本当。だけど彼氏と記念日とかはホテルで過ごすからさ。」
「ホテルで…//////」
って…美帆ってば!!!!
「あれぇ?小姫ちゃん?顔が赤いですよぉ♪エッチだね!」
美帆がからかうように笑いながら言った。
「ちっ…!!!/////」
「ホテルはディナーを食べに来るの!彼氏は社会人だから。私よりはお金持ちなの。」
「あ…ディナーね…」
変な想像しちゃったよ…。
「まぁ…小姫が考えてる事もあるけどね…」
「今…ボソッと!!!////」
「何で赤くなるの?小姫だって経験はあるでしょ?」
「あっ…あるけど…////」
「恋人なんだからエッチだってするでしょ?ってか早く行こう!」
「あっ、待って!」
美帆の馬鹿ぁ…//////
そりゃ、経験はあるけど…話すのは恥ずかしいじゃん。

