「同窓会?」



「うん♪今週の日曜日にあるんだ。」



「へー。行けば?勝手にどーぞ?」



「…相変わらず冷たいし生意気よね。藍って…」



「はぁ?じゃあ何て言えばいんだよ?俺に、“そぅですか。よかったですね。楽しんで来て下さいませね。”とでも俺に求めてんのか?そんな事、俺が素で言ってみやがれドン引きだろーが!!!」



「プッ…あはははは。確かに!藍ってば最高〜!」



「ったく。小姫は意味不明だし。」



「あっ、それは酷いよ!私、藍より年上よ?」



「ほー。三日でか?」



この生意気な笑顔がムカつく!



「三日でも年上だもんねーだッ!」




彼は、広田藍【ヒロタ アイ】



藍は私の一つ年下でサークルで知り合った。



年下って言っても藍が言うとおり…三日しか違わない。



私の誕生日が3月31日。



藍の誕生日が4月3日だから。



藍とは気が合って結構一緒にいる。




同じ学部でもあってなにかと仲良し。




藍は面倒見がよくて年下だけどお兄さん的で相談相手にもなってくれる。




いい私の相棒。




「年上には全然見えねぇけどな。」




「うるさい!!!!」



本当に藍ってば生意気で意地悪なんだから…!




「まぁ…同窓会、楽しんで来いよ…//////」



「!」




でも知ってる。藍は本当は優しくて照れ屋で不器用って事。



生意気言っても最後は私の欲しい言葉をちゃんとくれるんだ。



「うん!ありがと!」




藍が楽しんで来いって言ってくれたから…私、心から楽しめる気がする。