その後、りんのドタバタもようやく解決された。

りんがはっきりと断ったら、みんなあきらめたらしい。


まぁ、内心どう思ってるかはわからないけど。




でも、そのドタバタがあったからといって、りんの恋が進展したわけじゃなかった。





「…あたし、がんばる。」


呼び出しがあった日の夜、あたしの部屋にきたりんは、あやまったあとにこう言った。



恋ってすごいんだなぁって思った瞬間だった。







あんなことがあった後でも、恋愛がイヤにならないんなんて。


りんよりも、あたしの方が恋愛がいやになっていた。