「ファイトー!」 あたしは声が枯れながらも叫んだ。 駿からバトンが先輩に渡った。 駿が引き離した分の貯金がきいたのか、先輩たちは余裕の走りを見せていた。 2年生の先輩に渡り、そして3年生のアンカーの先輩の手に渡った。 アンカーは元陸上部主将の風元先輩だった。 先輩は、さらに2位との差を広げながら雄叫びをあげて走っていた。