最後のリレーだけは、選抜メンバーのみなので各団1組しかいない。 あたしがスタート位置につくと、すぐにレーンに入った。 いつものようにスタブロをセットし、いつものように少しためしに走ってみる。 いつもとしてることは変わらないのに、駿にバトンを渡すと思うと胸が高ぶってしかたがない。 アナウンスが始まり、あたしはまっすぐに手をあげた。 全員分のアナウンスが終わると、あたしは位置についた。 会場中が静まりかえっている。