数日が過ぎた。 あっという間に今日は体育祭だ。 あの日から、あたしと駿のリレーの練習は驚くほどよくなった。 …前日までがなんだったのかと思うぐらい。 あの日の夜、あたしはりんと話し合った。 話し合ったといっても、途中からずっと2人で泣いてたから内容はあんまり覚えてない。 でも、一つだけはっきりと覚えていることがある。 あたしが駿を好きだと言ったとき、りんが自分のことのようによろこんでいた。