あたしも急いで靴を履き替えた。 そして、久しぶりに二人並んで歩いた。 あたしの左側が、駿の位置。 いつもの位置に、当たり前のように駿はいた。 昨日までは寂しかった左側が、今日にはいつものように戻っている。 もしかしたら、ずっとこんな風に歩けないかもって思っていたから、うれしさがこみ上げてくる。