あいことば



誰かがあたしの隣に腰掛けた。



「大丈夫か?」



…駿の声。



あたしはその声に顔を上げ、頷いた。




「保健室いくぞ。」


そう言う駿に従い、あたしは立ち上がった。



そして、駿に支えられるようにして保健室に向かった。





駿に付き添われながら思う。








やっぱり、


あたしには駿が必要だ。