「長谷川… ありがとな。」 オレがそう言うと、長谷川はまた笑ってオレの背中をバシッと叩いた。 「上手くやりやんね! あんたなら…」 長谷川がしゃべっている最中だった。 ガッシャーン… グランドの方で大きな音がした。 その音に驚いてグランドを見ると、何人かが誰かに駆け寄っていた。 その中心にいたのは… しんだった。