「もう一回していい?」 あたしはそう聞いて、再びスタート位置に戻った。 そして、再びスタートした。 今度は、バトンが落ちることはなかった。 でも、いつものような、なめらかさ、あの気持ちよさはない… あたしは納得がいかなくて、駿に頼んで何回も通した。 「…なぁ、今日はここまでにしねぇか?」 何回も通して、さすがに疲れが見えだしたころ駿が言った。