ーーー…… 「駿さ、オレがしんのことがすきだって気づいてた?」 オレが風呂からあがると、テレビを見ていた兄貴が声をかけてきた。 オレ… 今日こいつともう顔あわせたくなかったのにな。 「…知らねぇよ。 んなこと……。」 オレはいつもどおりの兄貴にいらいらしながら、すぐに部屋に戻ろうとした。